入学式の様子
今日の良き日に、平成二十年度、入学式を挙行するにあたり、ご多忙のところ理事長様をはじめとする御来賓の方々、多数の保護者の方々のご出席を賜り心から御礼申し上げます。ただ今、入学を許可いたしました一二七名の入学生の皆さん、入学おめでとうございます。
皆さんには、いろいろな経緯があろうかと思いますが、本校の入学試験に合格し、本日から本校の生徒として勉強することになりました。そこで、大切なことは、第一歩を踏み出したこの道をどのように歩んでいくかということです。そのことをしっかりと胸に刻んで欲しいと思います。
皆さんの中には、これまでとは違った長い通学距離や、知っている友達が、全くいない新しい環境に対し、多少の不安を抱いている者もいるでしょう。しかし、好奇心が旺盛である皆さんは、むしろ、新しい生活への期待の方が大きいのではないかと思います。中学生になったら、あれもしよう、これもしよう、こんなこともできるかもしれない、と、いろいろな夢をふくらませていることでしょう。いま考えていることを、みんなやってやろうとの意気込みで、この城西川越中学校での生活を、精一杯、頑張ってください。
しかしながら、学校は、本来、勉強する所であることを忘れてはいけません。正直に言って、皆さんはまだまだ未熟です。大切なことは、未熟な自分を、勉強を通して、しっかりと物事をとらえ、正しい行動のとれる自分に成長させていくことです。勉強には多少の苦痛が伴いますが、その苦痛を避けて勉強を怠り、目先の楽しいことだけを追っていては、精神力の弱い人間になってしまいます。日々の勉強に積極的に取り組み、忍耐強い人間へと成長することを期待しています。
本校は「男を創る」を目標のひとつにしています。「男」の魅力のひとつは「優しさ」だと思います。「いじめ」のない、「思いやり」のある男になってください。
続いて、三つの言葉についてお話をします。一つ目は「感謝」です。本校の校是は「報恩感謝」です。いまここにいる皆さんは多くの方々の協力と理解、そして愛情があればこそ育ってきたのです。常に感謝の心を持ち続けてほしいと思います。二つ目は「信頼」です。人という字を考えてみてください。二本の棒が合い支えあっています。互いに信頼する姿こそ集団生活に必要です。先生方や友達、周りの方々と「信頼」と言う絆をしっかりと築いてほしいのです。
三つ目は「希望」を持てということです。二十一世紀を担う若者として、たくましく生き抜くために、常に可能性を追求し自己を高めてほしいと切望します。 この三つの言葉を大切にしながら、充実した中学生活を送ってください。
さて、保護者の皆様に、お願いがございます。本日から中学生になりますが、大人扱いをするのは、日々の基本的な生活習慣ができるようになってからにしてほしいということです。 今までとは違い、通学にも時間がかかり親の目も行き届きません。朝一人で起きる。挨拶をキチンとする。朝食を摂って登校する。家の手伝いも行う。こうしたことが基本的な生活習慣です。これをしっかりと守らせてください。これは本人の努力と共にご家庭の協力が必要です。特に、まだ中学生だからという過保護と、もう中学生だからという放任に十分ご注意願います。
本校では全教職員が、お子さまの教育に情熱を傾け、生徒のために先生が真剣勝負をして参ります。
新入生の皆さんが、今日の慶びを忘れずに、心身共に健康で、有意義な中学校生活を送るよう心から期待して、私の式辞といたします。
平成二〇年四月六日
城西川越中学校長
斉藤 栄
入学式当日のその他の写真

