卒業式の様子

 修得橋の桜も、厳しい冬を乗り越え、つぼみも膨らみはじめ、春の息吹きが感じられる本日、ここに第15回卒業証書授与式を挙行するに当たり、理事長様をはじめとする御来賓のご臨席を頂き、卒業証書授与式を行うことができますことを心より御礼申し上げます。
 ただ今、卒業証書を渡した142名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 また、ご列席の保護者の皆様、3年前、小学校の多くの仲間が近くの地元の中学校に進む中、一抹の不安をもって、遠く離れた城西川越中学校に送り出した、あの初々しい小学生の顔が、いつの間にか逞しさと自信に溢れた高校生の顔に変わり、このように立派に成長されて義務教育を終了いたしました。この間、何かとご苦労も多かったと思いますが、本日は、晴れてのご卒業でございます。心からお祝い申し上げます。
 さて、卒業生の皆さんは、入学式から始まり、体育祭、文化祭、そして 関西への修学旅行、青春の汗と涙を流した部活動や委員会活動、試験勉強のことなど、今までを振り返り、新たな感慨に浸っていることでしょう。ここに至るまでには様々なことで悩んだり苦しんだりしたこともあったでしょう。しかし、皆さんはそのような困難を乗り越え、本日、めでたく義務教育を終了したのです。このことを自信として高等学校において更に精進して欲しいと願っています。
 また、在校生の皆さん、君たちは卒業生の皆さんが作り上げた本校の良き伝統を引き継ぎ、卒業生が今以上に胸を張れる母校に、更に発展させていくという決意を新たにしてください。それが卒業生への何よりのはなむけになるのです。
 まずは、都合により他の高校に進むことになった皆さん、新しい環境の中で気分を一新し、早く友達を作り、活躍をしてください。 城西高校に進学する皆さん、君たちの先輩が東京大学を始めとする多くの大学に見事に合格しています。後に続いてください。今後の城西高校の発展は君たちの活躍にかかっています。短い春休みですが、学業にスポーツに励み、高等学校入学後に備えてください。
 卒業生に贈る言葉として「感即動」と漢字3文字を書きました。感じたら、思ったら、行動に移そうということです。人は誰でも向上心をもっています。その心に素直に従い、勇気をもって行動して欲しいということです。もっと早く走れるようになりたい。もっと学業成績がよくなりたい。そう思ったら、練習をしよう、勉強をしよう。しかし、悲しいことに、人には上に行こうとする足を引っ張る「楽をしたい」という欲も持っているのです。この悪い欲を蹴飛ばして行動に移そう。自分はこう在りたい.こう成りたい。だから、がんばる。自分で決めたことなのだから辛くなんか無いはずである。また、眠い目をこすり、睡魔と闘いながら勉強をする。疲れた体に鞭打ち、歯を食いしばって練習をする。それは、つらいことではなく、幸せなことなのです。健康だからこそ がんばれるのです。
 「走りたくても走れない人がいる。がんばれることは幸せなことなんだ」 21世紀を担う若者として、皆さん一人ひとりが自己の可能性を最大限に引き出し、新しい時代と新しい問題に向けて果敢な挑戦をしてくれることを心から期待して式辞といたします。
 平成21年3月17日
             城西川越中学校長
                    斉藤 栄




  <空き缶を集めて車椅子に交換してもらいました>

 この活動は、卒業生が1年生の時に環境問題、福祉への取り組みとして始めた活動で、空き缶を800キログラム集めて、車椅子と交換するというものです。卒業式の数日前に、送り先の環境公害防止連絡協議会より826キロ集まったとの連絡があり、卒業式の前日、車椅子が届きました。この車椅子は、福祉施設に寄付する予定です。ご協力いただいた保護者の皆様、地域の方々に感謝いたします。(写真下)


卒業式当日のその他の写真