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保護者・在校生専用
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第二回入学試験を終えて

天気には恵まれたものの、厳しい寒さの中での第二回入試となりました。第二回入試は本校のみを会場として実施したため、遠方から来校してくださった方もたくさんいらっしゃいました。第一回入試と同様、受験生・保護者の方々、今回も寒さのなか応援に来てくださったたくさんの塾の先生方はじめ、多くの方に御礼を申し上げます。

今回の第二回入試で、私どもが「良かったな」と思うことが二つありました。
一つは、第一回に引き続き、保健室や別教室を利用する受験生が一人もいなかったということです。毎年、入学試験を行っていますが、こんなことは初めてです。新型インフルエンザへの感染という心配があったからかもしれませんが、受験生や保護者の方が例年の受験生以上に体調管理に気を配って入試に臨んだという「隠れたファインプレー」だと思います。
もう一つは、『第一回入試を終えて』で述べた「最後まであきらめずに、いつもさらに力を伸ばしていこう、もっと自分を高めていこうという“強い男子”」がたくさん本校を受験してくださったということです。
たとえば、第一回入試と第二回入試に同時出願した受験生のうち、第一回入試で不合格になった受験生が268名(第一回入試欠席者を除く)いましたが、そのほとんどの受験生が、第二回入試に果敢に挑戦してくれました(受験率97.0%、もちろん他校に合格したから、という理由で受験をしなかった受験生もあるでしょう)。また同時出願ではありませんでしたが、第一回入試の後に改めて第二回入試に出願して再度本校への合格を目指そうとした受験生が35名ありました。さらには、第一回入試と第二回入試に同時出願をして第一回入試ですでに合格を勝ち取った194名のうち、特待生資格を得るなどの理由で第二回入試に再受験をした受験生が15名ありました。
こうした受験生は、本校では今回初めて行った得点通知を、「合格まであと○点だった」「あと□点とっていれば特待生だった」と、次のステップへの挑戦に活かしてくださったのではないでしょうか。中学入試が、合否を決める、入学者を決めるということだけに終わるのではなく、受験生自身の学習意欲を高めてその後の学力向上や人間的成長につながるものであってほしい、という私どもの願いを理解していただけたようで、大変うれしく思います。

しかし現実には、これらの「挑戦者」たちの結果は様々でした。
第二回入試で見事リベンジを果たした受験生は131名、特待生資格の獲得を目指してそれを果たした受験生は3名に止まりました。そして残念にも、再び不合格になった受験生もありました。その中には、「第一回入試でも、第二回入試でも、いずれも合格基準点にあと5点以内」という本当に悔しい結果となった受験生もあり、入試や受験の厳しさを改めて感じさせられました。
それでも、再度不合格となった一人ひとりの得点や答案を見ると、ほとんどの受験生が回を重ねるごとに確実に力をつけていることが読み取れます。
第一回入試でも第二回入試でも、算数の最後の問題は「すぐ解けてしまう」ような問題ではありません。でも、第一回入試のときにはまったく手付かずの状態だった受験生が、第二回入試では部分点を与えられるくらいにまで、解法の方向性を書けるようになっていた例や、第一回入試の社会では「豊臣秀吉」が漢字で答えられなかったのが、第二回入試では「壇ノ浦の戦い」を正しく書いていた例など、数多くあります。
確かに第一回入試の出題よりも第二回入試のほうが基本的な問題が多かったということは言えるかもしれません。しかしここでいう「基本的」とは、「易しい」ということとは違います。要領よく問題を解けなくても、きちんと筋道を立てて考えたり、丁寧に問題を読み取って正解に至る力こそが「基本」なのです。この「基本」が身に付いていれば、本校入学後にしっかりと勉強を重ねてゆくことによってさらに力は伸びていくはずだ、というのが私どもの考え方です。こうした意味で、残念ながら今回も合格に達しなかった受験生は、ここでやみくもに難問を解く練習ばかりするのではなく、もう一度「基本」に帰って粘り強く勉強を重ねることの大切さを再認識してください。

さて、今回の合否判定についてご説明します。
模擬試験のデータなどから第一回入試の受験生の成績分布がある程度までつかめるのに対して、第二回入試はここから第一回合格者が抜けたり新たな受験生が加わったりするので、成績分布やそれをもとにした最終入学率を読み取るのが大変難しいというのが実情です。今回も合格基準点をどのように設定するか、合格者を何人発表するかということについては、慎重に検討を重ねました。
しかし改めて第二回入試の平均点や得点分布を見たとき、第一回入試に比べて平均点が高く得点分布も適切だったことから、少なくとも今回の入学試験問題で65%の得点率をあげられる受験生は「基本」は身に付けているはずだ、だから本校に入学してくださったなら大いに期待できるのではないか、ということになりました。こうした判断から最終的には、合格基準点は二教科判定134点(得点率67%)、四教科判定171点(得点率57%)を決定し、合計201名の合格者を発表しました。二教科判定は合格者全体の67%に当たります。説明会では「合格は得点率65%」「二教科判定は合格予定者の約7割」とお伝えしてきましたが、二教科受験生と四教科受験生の受験者数に大きな差があったので、当初の予定に若干の修正を加えました。実質倍率は1.41倍、と今年度の1.53倍、前年度の2.70倍より下がりましたが、合格した受験生の学力は下がっていないと確信しています。
埼玉県内の入試は、第一段階がいよいよ終盤を迎えました。本校の合格を勝ち取った受験生は、これからも学習を続けて本校入学後の生活やこの後の入試に備えてください。また、第一回入試・第二回入試と二度も不合格だった受験生のみなさん、いまこそみなさんの本当の力が試されるときです。合格を目指して何年間も努力を続けてきたのですから、ここであきらめてはいけません。各教科の「採点講評」をよく読み、第一回入試・第二回入試の問題をもう一度しっかりと見直して、第三回入試に臨んでください。第三回入試は2月5日(金)、募集定員約15名です。なお、1月18日現在の出願者は144名、このうち第一回・第二回入試で合格をしている受験生は112名です。窓口出願は、試験当日8:30まで受け付けています(当日出願に限り、受験料を現金で納入することができます)。

城西川越は、最後まであきらめずに、いつもさらに力を伸ばしていこう、もっと自分を高めていこうという「強い男子」のチャレンジを、“いつでも”待っています。

(文責:入試広報部長 相田暢正)


各教科の採点講評
国語

第一回の試験では、抜き出し問題に対しての「正確さ」が欠けている点が目立ちましたが、今回の試験では誤字、脱字も少なく、正確に解答できていました。その一方で、接続詞の問題については、期待通りの正答率ではなかったので、対策を講じてください。三の問題は、将来に向けても身につけておかなければならない常識問題でしたが、まだまだ十分ではありませんでした。四の敬語問題は7割程度はできていました。
☆第三回入試に向けての対策としては、
① 設問をよく読み、解答すること。
② 接続詞の問題の強化。
③ 知識問題の強化。
以上のことに注意し、試験に臨んでください。

算数

大問1は、(7)を除いて計算ミスは少なく、全体的に高い正答率になりました。大問2は、(2)(i)の正答率が高く、他の問題は低い正答率でした。大問3は、完全解答は多くありませんでしたが、方針が合っていて部分点を取った受験生が多くいました。大問4は、(2)の正答率が予想をはるかに下回るものになり、(1)(3)の出来が合否に大きく影響したと思われます。
☆第三回入試でも「得意分野を確実に、苦手分野は部分点を取っていく」という粘り強い姿勢で、自分の実力が十分点数に反映されるよう頑張ってください。

社会

地理・・・身近な「電気」をテーマにして出題しました。基本的な知識に加え、自分の考えを説明することを問いましたが、説明になっていない解答もありました。また地図に関しても、国名・地名・場所などは地図帳で確認しておいて下さい。
歴史・・・漢字で答える語句・人名は、今回も基本的なもの出題しましたが誤りが多く、中には全て平仮名で答えている解答もかなりありました。空欄に入る語句の組み合わせも基本的なものでしたが、不正解が目立ちました。
公民・・・問3は、「インターネットや携帯電話を利用する」というこれからの社会を意識した解答が見受けられて素晴らしかったです。ただし、問4では「選挙制度の特徴を踏まえて」という問題の趣旨を満たしていない解答が目に付きました。何を聞かれているのか、良く考えて解答することが大切です。
☆第三回入試に向けて、各分野において基本事項(国名・地名・人名・用語など)をもう一度確認して下さい。基本をおろそかにしたら、合格ラインから遠ざかります。また公民分野では、次回も昨年の重要な「時事問題」をチェックしておきましょう。

理科

大問1は昆虫の基本問題。正答率は高かった。大問2の「ばね」の問題は、最初のばねの長さ(自然長)を考えなかったため、大きく点を失った受験生がいました。大問3の電熱線は、抵抗であり、これを直列につないだ場合と並列につないだ場合の違いがわからなければ解けません。大問4は溶解度の問題で、問5は温度変化による溶解度の差が大きい「ホウ酸」が答となります。大問5の問3、問5の正答率は低く、特に問5は(イ)と答えた受験生が非常に多くいました。大問6は天体関連の問題でした。問1以外は、平均的に出来ていました。
☆第三回入試も、これまでと同じ様に、物理、化学、生物、地学、各分野から出題されています。中学校入試で良く出題される問題や過去問の見直しを行うようにして下さい。また、落ち着いて受験に望み、実力を発揮しましょう。