第三回入学試験を終えて
本日、最後の入学試験を無事に終了することができました。
第三回入試の志願者は、昨日まで155名でした。ただしこの中にはすでに第一回入試・第二回入試で合格している受験生116名が含まれているので受験予定者は39名でした。これに本日朝に出願者してくださった5名とインフルエンザのために第二回入試を欠席した振替受験者2名が加わりました。全最終的には欠席者が12名あったので、実際の受験者数は34名でした。
この中には、県内・都内の数多くの入学試験にトライしてきた受験生、これまでの本校の二回の入試になかなか力を発揮できなかった受験生、本校の入試は初めてという受験生など、一人ひとりの一ヶ月に及ぶ中学入試の模様は様々だったと思いますが、どの受験生も本日の入試では自分の力を出し切ってくれたもの信じています。
今回の合否判定ですが、第三回入試の募集定員は約15名です。本日13時が第一回・第二回の合格者の入学手続締切なので、その手続状況をもとに合格ラインを決めました。その結果、二教科判定105点、四教科判定140点を合格基準点とし、28名の合格者を発表しました。
今回の出題は、第二回入試以上に基本問題を中心にしました(「基本」が「易しい」こととは違うということは、第二回入試のコメントで述べた通りです)。そのためか、とくに社会・理科では合格者間の得点差はほとんどありません。しかし国語・算数については、合格者間でもやや開きがあったようです。また合格者の中にも、国語・算数の得点のバランスがよくない受験生や、社会・理科でも出題分野によって得点差が大きい受験生もが少なくなかったことが気にかかりました。
中学入試で合格を目指して勉強してきたことはすべて、中学入学後・高校進学後の勉強の土台になります。合格は「中学入試の終わり」であるのかもしれませんが、同時に「中学・高校生活のはじまり」でもあります。合格した受験生のみなさん全員が、こうした心構えと決意で本校での6年間のスタートを迎えてくださるよう、改めてお願いします。
残念ながら合格にいたらなかった受験生のみなさん、上に述べたように中学入試は長い一生の一つの節目です。本校とのご縁はありませんでしたが、それぞれ入学なさった中学校でさらに成長をとげられることを心から願っています。
(文責 入試広報部長 相田 暢正)
各教科の採点講評
国語
大問一では、動作をしている人物を正確に捉えるという点において、あと一歩というところでミスをしている解答が多く見られました。また、大問三の文学史に関する問題の出来は全体的に良くありませんでした。いずれも、日本の文学史上に名を轟かせる代表的な人物なので、その人物名と代表的な作品名を正確に記憶しておきましょう。そして、受験のための知識として終わらせることなく、一つでも多くの作品に触れることにより、その素晴らしさを実感してほしいと願います。
算数
大問1の計算問題は比較的よくできていましたが、他の小問ではやや正答率が低くなりました。大問2の(1)は非常によくできていましたが、(2)、(3)は規則性が読み取れていないと思われる解答が多く見受けられました。大問3の(1)はよくできていましたが、(2)において、図形の移動による点の動きが理解できていない受験生が多かったため、結果的に(3)の正答率も低くなりました。大問4の(1)に関しては解答できた受験生も、(2)、(3)の速さや角度の関係には気付けず、正答率は非常に低くなりました。
社会
地理・・・設問の多くがオーソドックスかつ出題されやすい問題だったので、比較的易しかったと思われます。ただし、その中でも問3・問5は、やや正答率が低かったです。インドの主な宗教がヒンドゥー教であるということは、知っておいてほしい事項です。
歴史・・・記号問題が中心だったこともあって、全体的におおむね出来ていました。目だったところでは、問5で「板垣死すとも‥‥」という言葉を「私が死んでも‥‥」と変えて出題したため、板垣退助と決められず、迷って別の人物の名前を書いていた答案がありました。
公民・・・前回に続いて「政権交代と選挙制度」について出題しました。受験生の多くが予想できた問題だったと思われます。問1は、基本的な用語が漢字で書けない答案が目立ちました。問2以下の記号問題は良く出来ていました。最後の説明問題は、聞かれていることに対して答えていない答案が多かったです。
理科
全体的には予想通りの出来でした。受験生それぞれが30分、十分に頑張った解答になっていました。大問1は選択問題でした。全体的に正答率は良かったようですが、物理の問題で少し差がついたようです。大問2は気体に関する問題でした。とても良く出来ており、高い正答率でした。大問3には漢字で書く指示があり、全体的には良くできていましたが、問5の答えである「道管」を「動管」とした受験生がいました。日ごろから漢字で書く習慣を身につけることが大切だと思います。大問4は、ばねの長さとおもりの重さの関係を問う問題でした。問8は難しかったようですが、その他の問題は予想以上の正答率でした。その中で、問3のグラフを選ぶ問題、問5のおもりをばねの両端につけた問題、問7のばねを並列に2本つけた問題で差が付いたようです。大問5は、今回の試験の中で正答率が低い問題でした。東京や埼玉などの夜空が明るい地域でも、晴れた日であれば、カシオペア座や北斗七星を発見することができます。実際の夜空で、カシオペア座や北斗七星をもとに、北極星を探し出してみてください。自分自身で体験することはとても大事なことだと思います。

